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熱帯魚の病気 寄生虫

    


キロドネラ症(淡水魚)


  • コイ・サケ科魚類などの淡水魚に発生します。
  • キロドネラの適温は5〜10℃です。
  • ストレス、過密環境で好発するので、魚の大量輸送時にみられます。

【病原体】
  • Chilodonella cyprini(繊毛虫類)

【所見】
  • 呼吸困難・ヒレの硬化・沈うつ・粘液の過剰産生など

【治療】
  • 0.3%食塩水またはほとんどの駆虫剤(酢酸・硫酸銅・ホルマリン・マラカイトグリーンなど)が効果的です。

ブルックリネラ症(海水魚)

  • 海水魚のエラ・皮膚に感染します。
  • 特にクマノミ・タツノオトシゴに好発します。

【病原体】
  • Brooklynella hostilis(繊毛虫類)

【所見】
  • 体表・エラに小型びまん性の変色部位がみられます。
  • 進行すると、重度の出血・表皮の脱落がおこります。
  • その後浸透圧調節が出来なくなり、死亡します。

【治療】
  • マラカイトグリーンとホルマリンの併用が効果あります。
  • 細菌の二次感染を防ぐため、抗生剤の併用もすすめられます。
  • 銅製剤は効果ないので注意しましょう。

     

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