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熱帯魚の病気 細菌・ウイルス
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滑走細菌感染症
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- カラムナリス病(尾ぐされ病・口ぐされ病・えらぐされ病)
【病原体】
- Flavobacterium columnare(滑走細菌類)
【所見】
- 温水性の日和見感染症です。
- 口吻部・エラ・ヒレ・体表・尾にびらんの形成や、崩壊・欠損が認めらます。
(Flavobacterium columnareは主にエラに感染し、鰓板を破壊します。その結果、エラにチーズ様塊が出来ます。)
- びらんの周囲は出血していることが多く、持続感染すると潰瘍となります。
【治療】
- 抗生剤の薬浴が有効ですが、Flavobacterium columnareはネオマイシン・スルファトキサゾールには耐性なので使用しないようにしましょう。
- 平行して水質改善、ストレスの除去を行いましょう。
- 滑走細菌症
【病原体】
- Tenacibaculum maritimum(滑走細菌類)
【所見】
- 海水魚の尾ぐされ・口ぐされ・ひれぐされ・えらぐされを起こします。
- 高水温時に稚魚・幼魚で発生します。
- 口吻部のびらん・発赤、各ヒレの壊死・崩壊・欠損がみられます。
- 冷水病
【病原体】
- Flavobacterium psychrophilum(滑走細菌類)
【所見】
- 淡水魚(サケ科・アユ)に発生します。
- エラの褪色・脾臓の腫大・消化管の炎症・尾のびらんと欠損がみられます。
- サケ科の仔魚では卵黄嚢が破れて死亡します。
- 稚アユでは、体表の白濁・アブラビレ〜尾にかけてのびらん・潰瘍・出血がみられます。
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