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熱帯魚の病気 細菌・ウイルス

    

連鎖球菌症


  1. 連鎖球菌症
    【病原体】
    • Streptococcus iniae(グラム陽性球菌)
    【所見】
    • 連鎖球菌感染症は、養殖魚に多く観賞魚では稀な疾患です。
    • 眼球突出・異常遊泳・眼出血・体色のくすみなどがみられます。
    • 観賞魚では、コイ科(ロージーバルブ・パールダニオ・レオパードダニオ・レッドテールブラックシャーク)・カラシン科(モンクホーシャ・ブルーテトラ)・シクリッド(ペルマト)とモノダクティルスで発生報告があります。

    【治療】
    • アンピシリン・エンロフロキサシン・エリスロマイシン・オキシテトラサイクリン・ナリジスク酸などの抗生剤が有効です。

  2. ブリの連鎖球菌症
    【病原体】
    • Lactococcus garvieae(グラム陽性球菌)
    【所見】
    • 0〜2年のブリに発生します。
    • ブリの連鎖球菌症は、「外観症状型」と「脳炎型」に分けられます。
    • 外観症状型:眼球突出・眼球周囲の出血・エラ蓋内壁と尾部に膿瘍や潰瘍を形成・心外膜炎など
    • 脳炎型:外観症状を示さないが、異常遊泳後死亡します。
    【治療】
    • 小型魚:エリスロマイシン・スピラマイシン・塩酸リンコマイシンの経口投与
    • 大型魚:10〜14日の絶食


 

     

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