熱帯魚の病気 水質 水道水と井戸水
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魚が死亡する第一の原因は水質悪化です
魚の飼育に最も重要な要素である水質について学びます。
ここでは、水道水と井戸水の違いについて述べます。
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D水道水と井戸水
- 水道水には消毒剤として、塩素またはクロラミンが添加されています。また、藻対策として微量の銅を添加することもあります(アメリカにおいて)。これらの消毒剤は人体には影響がなくても魚には致死的な作用があるので、飼育に使う前に除去しなければなりません。
- また、井戸水には有害重金属が含まれることがあるので、水質検査を行ったほうがよいでしょう。有害金属が含まれるようならば、金属を除去して飼育水に使用します。
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- 水道水は人間が安全に使用できるよう、塩素消毒されている。通常、塩素量は0.5〜2.0mg/g程度で、人には安全でも魚には致死的な場合があります。
- 塩素は一日汲み置けば除去できます。
- また市販の「カルキ抜き」を使用すれば、塩素を瞬時に除去することが可能です。
- これは、カルキ抜きの主成分のチオ硫酸ナトリウムが塩素と化合し、塩化ナトリウムが形成されることによります。
- クロラミンとは、塩素とアンモニアの化合物です。
- クロラミンの特徴として、1週間以上汲み置いても除去されない、という点があげられます。
- クロラミンで消毒された水道水の場合は、カルキ抜きをしようしなければなりません。
- 藻類対策として、微量の硫酸銅が水道水に添加されることがあります(アメリカにおいて)。
- また、銅管を使用している場合は、配管工事などによって水道水中の銅イオン量が上昇する場合もあります。
- 銅イオンは、淡水魚で0.15ppm・海水魚で0.2ppmを超えると危険とされます。
- 甲殻類(カニ・エビ類)・巻貝・イソギンチャクなどの無脊椎動物は特に銅イオンに対して弱いので注意が必要となります。
- 上記のことは、飼育者が寄生虫対策として銅を含む薬品を使用するときにも注意してください。
- 銅イオンの検査キットは市販されています。水中の銅イオン濃度が一貫して高い場合、特殊な銅イオンフィルターによる除去が必要となります。
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魚が死亡する原因は、水質悪化が第一です。水質を安定させることに最も労力と費用をかけましょう。 |